自己能力開発と才能の活かし方

自分の才能を目覚めさせて、活用することができるように、今までの弱点にこだわった考え方を改め、強みを磨いていきましょう。

個々の強み、「強み」とは何か

個々の強み、「強み」とは何か

個々の強み、「強み」とは何か

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弱点にとらわれないで、強みを活かした人生を送る、築いていくことによって、その人の人生は確固たるものになっていくことと思います。

実際に強みを活かして成功を収めた人々について述べることにしましょう。

世界長者番付に名前を連ねる一人である投資家は、自分の仕事をこよなく愛しています。

彼は投資家ですが、彼の強みは世間で投資家に不可欠と考えられているものでは決してなく、辛抱強さというものです。

投資家に必要な即断力や、複雑な市場の流れを読む能力やライバルたちの心の内を見抜く天賦の才などとは彼は無縁でした。

彼の行動パターンは、辛抱、実務、信頼、の3つで、これは彼の信念でもあります。

彼はまず、これらの自分の強みとも言える行動パターンを悟り、教育と経験によってそれを補強し、大きく成長させました。

自分の強みに気が付いて自覚する、ということすらできない人が多いのですが、さらに多くの人は、自分の強みを自覚してもそれはさておいて、まず弱点を克服することに重きを置きます。

自分の弱点、苦手な分野を少しでも克服すべく努力をします。

この投資家は、毎日朝から晩までこの世で一番好きなことをしていると言っています。

彼が巨万の富を築いたから成功したということではありません。

彼には自らの強みを活かして道を切り開く才能があったのです。

まずは自分の内側を見つめ、自分の強みの源を見つけ、実践と学習をとおしてその強みを日々活かせる役割を見出し、新たな道を開拓したのです。

何ら特別なことではありません。

彼以外にも、自らの強みを中心に据えて人生を築いた人の多くは、業種に関係なく成功を収めています。

その秘訣は自らの強みを見つけ、それを活かした人生を築く能力を身につけることです。

高齢者向け福祉プログラムを統括するという難事業を抱えている、ある大きな郡の医療福祉局長は、その立場上必要だと思われる戦略的思考、緻密な分析能力、プランニングなどの才能には長けておらず、苦手とする分野でした。

彼女は自分の苦手な分野を克服する道を選ばずに、強みである行動力を活かすやり方で、この難事業に取り組みました。

最初に、今日行動に移せる目標を立て、行動に移し、一つの目標が達成できれば次にまた実現可能な目標を立てて行動に移す、ということを繰り返しました。

自分の下で働く職員たちには最重要課題を明確に伝えて、戦略的構想は外部のコンサルタントに全面的に任せました。

彼女と職員たちは常に前進し、その後方から外部コンサルタントが戦略的構想からはずれないように調節するという体制を作り上げ、事業を成功させました。

また、現在医師として成功している人の例ですが、彼女が医学部の学生時代に、自分は病人に囲まれているのがいやでならないという自己発見をしてしまいました。

医師を志す者としてはとてもショックな発見でした。

多くの人は、彼女のような立場に立ったら患者を好きになる努力をするとか、医師をあきらめるなどと考えてしまうでしょう。

けれども彼女は、自分の特質を悲観するのではなく、自分を見つめ直したのです。

その結果、重病患者は苦手ではあるけれども、人を助けることが大きな喜びであることと、具体的に成果を確認することに大きな満足感を覚えること、そしてそのような目標を常に求めているということが自分の特質であるということがわかり、その特質が活かせる皮膚科を選択しました。

彼女もまた、自分の弱点を克服することに力を注ぐのではなく、自分の強みを活かして、現在それを日々発揮しています。

大変人気のある雑誌の上級編集者である人がその実績を買われて、他社から編集長としてのオファーをいくつも受けたのですが、彼女の強みは概念的で創造的な性向であり、彼女自身もそれを自覚していました。

彼女の強みは編集者として強力な武器になっていますが、編集長になってしまうとそれが活かせなくなってしまいます。

編集長のオファーはとてもうれしいものですが、彼女は自分の強みを活かせる道を選択しました。

自分の強みを自覚して、活かし、それを生産性のある真の強みにする道を見つけることで築いていく人生は、強固なものだと言えるでしょう。

ここで、「強み」というものをもう一度考えてみましょう。

強みを定義付けするとしたら、常に完璧に近い成果を生み出す能力、と言えます。

そしてこの強みを活かすのに大切な原則が3つあります。

まず、強みは首尾一貫することができて初めて真の強みになるということ、すなわち安定性があってはじめて成果の見通しも立てることができるのです。

たとえばプロゴルファーにも自慢できるような見事なショットが打てたとしても、それがたまたま打てたものであればただのまぐれです。

コンスタントにそういうショットが打てることによってそれは強みとなり、真の満足感をもたらします。

次に、満足のいく成果を得るのに、自分の職務に関わるすべての業務に強くならなければならないということはありません。

これまでに紹介した人物たちも、それぞれの役割に最適の人物だというわけではなく、その役割のために必要な分野すべてに強くなる努力をしているわけでもありません。

特にオールマイティな人物だというわけでもありません。

ただ、自分の強みを最大限に活かしているだけなのです。

世間一般の間違った思い込みは、満足のいく結果を出すためには、あらゆることをうまくこなすことが必要だと考えることです。

紹介した人たちにしても、優秀だといわれる人物たちにしてもオールマイティな人というのはいません。

それどころかみんなそれぞれに弱点を抱えています。

そして最も大切なのは、弱点にこだわらないで、強みを最大限に活かす、ということです。弱点を無視するということではありません。

弱点にこだわって弱点を克服するために力を注ぐのは、ある意味非効率的だと言えます。

弱点とうまく折り合いをつけ、強みを活かすべく自分を磨くことのほうが効率的なのです。

世の中で傑出した存在となった人物たちはこれらの原則をそれぞれのやり方で実行しています。

人にはそれぞれの強みがあり、弱みがあります。

誰もが自身の弱点とうまく折り合って、強みを自覚し、活かすことができることが、強固な人生を得るための道なのです。

ですが、理屈ではわかっても、実際にこれを行うのは簡単なことではありません。

誰の人生においても、自己認識、成熟、機会、人間関係、などのさまざまな変化要因がからんでくるものです。

その中で強固な人生を築き上げていくのは困難なことであり、お手本があるわけでもありません。

けれどもオールマイティである必要がないのですから、すべては自分次第なのです。

自分自身が行動し、その結果を見つめて、それを次に活かすのです。

誰かが代わりにやってくれるのではありません。

強みを活かすために自分自身を見つめて自覚しなければ始まらないのですが、それにはまず自分の中の「才能」と「経験によって身についた能力」を区別することが必要になります。

人間は適応性に富んでいるので、必要に迫られるとその分野での成長は見られます。

程度の差はあるでしょうけれども、学習する、経験する、努力する、などで能力を高めることができます。

けれども強みの定義とする「常に完璧に近い成果を生み出す能力」は、学習や経験を積んだところで得られるものではありません。

ここで必要なのは天性の才能です。

天性の才能に、知識と、行動のための手段である技術が組み合わさることによって強みが生まれます。

そしてこの中で、才能が最も大切なものです。

なぜなら知識や技術は、学習や経験によって身につけることができますが、才能は天性のものだからです。

つまり、才能があれば知識や技術を身につけなくても強みを築くことが可能なのです。

ある業務を無事にやり遂げるのに必要な知識や技術を学ぶことはたいていの分野でできますが、どんな分野であれ必要とされる才能がなければ常に完璧に近い成果を収めることは絶対にできません。

けれども自分にはどんな才能があるかわかっていない、才能とはいかなるものかを理解していない人がとても多いのです。

そして、経験を積むことによって、できるだけ多くの知識や技術を習得することによって、弱点を克服することができ、さまざまな分野の業務をまんべんなくこなすことができるようになると思い、才能を磨くということをしないのです。

やみくもにビジネス講座に通うとか、ダメージコントロールにこだわることは、限られた自分の時間の中では決して生産的なことだとは言えないでしょう。

自分の知識と技術と才能をじっくりと見つめて、自分の才能を見極めて特定することが大切です。

自分の才能を特定することができれば、あとはその才能に的をしぼって、必要な知識と技術を身につけ、それを強みにしていくことができます。

自分の才能を見つけるためには、自分を客観的に見つめることです。

何かの業務を遂行するのに、その業務をこなすコツをいかに早くつかめるか、上達して学習したことを発展させられるか、その業務に没頭できるか、などの視点で自己観察して、3ヶ月ほどしても満足のできる結果が出ないようなら、その業務には向いていないと考えてもいいでしょう。

別の業務に取り組んでも同じような状態ならば、さらに別の業務に取り組んでみてください。

そうしているうちに自分の才能がわかってくるでしょう。

それがわかればあとはその才能磨いていけばいいのです。

本来なら、これは学校や企業の役割だと思います。

子どもの潜在能力を見つけることに重点を置き、育てていく、従業員の才能を見つけてそれを伸ばせる環境を与えていくことが大切であるにもかかわらず、ほとんどの学校も企業もスキル・ギャップを埋めることに力を注いでいるのが現状です。

このような今の世の中では、この役割は結局自分が担うしかないのです。

ギャラップ社が開発したストレングス・ファインダーという強み発見のツールを使って自分の才能を見つけてみましょう。

人間の強みとなる資質の種類は34あり、ストレングス・ファインダーによって自分が持つ5つを知ることができます。

ただし、この5つの資質というのは、自分の中で優位を占める5つであって、まだ強みとは言えません。

潜在能力を活かせる分野、強固な強みとなる可能性の高い分野を示しているだけです。

この先は自分自身、自分次第です。ストレングス・ファインダーによる34の資質は、才能を表現する言葉です。

もちろん才能を表現する言葉は他にもありますが、優秀さに関する調査をした結果、この34の言葉が最も普遍的なものだとされています。

私たちが普段使っている言葉の中では、人間の弱点を表す言葉は豊富にあるのですが、それに対して強みを表す言葉が乏しいことに気がつくのではないでしょうか。

たとえば「人あたりがいい」と言った場合、それでわかることは何なのでしょうか。

一度しか会ったことのない人とでも容易に信頼関係を築く才能があることを言うのか、あるいは初対面で相手に好印象を与える才能のことを言うのか。

経験や学歴に関係なく、信頼関係を築くことを得意とする人と人脈づくりにすぐれた人とでは、適した業務も違うし、それぞれの業務から得る満足感の質も違います。

本来の強みを表現するのに「人あたりがいい」という言い方は何の役にも立っていないのです。

強みを表現する他の言葉においても、人それぞれに異なった定義を持っていることが多いと思います。

互いに異なった意味で理解しながらコミュニケーションをとっている可能性もあるのです。

一方不思議なことに、弱点を表現する言葉は実に豊富で、細かい点まで指摘できます。

否定的な言葉は特に、万人に共通する定義を持ち、同じ解釈をします。

ストレングス・ファインダーは、才能というものを言葉で表現するときの共通語としても役に立つでしょう。


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