起業の選択肢にNPOはどうですか?

NPOは非営利団体であり、「世のため人のため」に活動します

日本版AARP

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AARPについて『NPOビジネス(2) シニア層が有力な対象』で簡単に紹介しましたが、AARPはボランティア活動を底辺に置き、3500万人もの会員数のロットを活用すること、また、熱心にロビー活動を行うという特徴を持っています。

シニアを対象とし、組織化することはサービスを提供できる人材を確保する一方、消費マーケットも獲得できる一挙両得になります。

これはNPOビジネスの観点から考えても重要な対象になるでしょう。

日本でも、遅ればせながら日本版AARPともいえるNARP(http://www.narp.jp/)が2005年に誕生しました。

シニアの登場のネットワーク

(1)シニアを消費者ではなく、生産者として位置づける

これまでのシルバービジネスの誤りは、シニアを消費対象としてしか見ていなかったことです。

サプライヤー(売り手)側に立って、いかにして売るのか、そうシニアを捉えていました。

デパートにシルバーコーナーを設けても売れなかったり、高齢者用の健康食品や健康器具で失敗したりという例は山ほどあります。

シニア、事に退職後に人たちは社会的な存在感の希薄さに最大の問題を感じているのであり、消費者とだけ見るのではなく生産側、サービスする側の大切な人材として扱うのが肝心なのです。

社会的活動をする人は新しい服も必要ですし、自己学習のために投資もします。

そのような活動をするために、余暇活動をしっかり行い、旅行などにも出かけることが多くなるのです。

(2)地域コミュニティ形成の使者

日中に地域を歩くと、専業主婦に代わってシニアの姿が目立つようになってきました。

今や地域社会の主人公はシニアになっているのです。

このことでも、シニアはNPOビジネスの中心にいるべきということになります。

また、年齢の近い高齢者の生活状態もよく分かるわけですから、サービスのメニュー作りには最適でしょう。地域におけるサービスは3層になります。

まず留守番依頼や、洗濯物の取り入れ、ちょっとした物品の貸し借りといった、身近なサービス。

2層目はボランティア活動で、組織として、あるいは専門性が付随したサービスが出てきます。

移動サービス、食事サービス、視覚障害者へのガイドヘルパーなど。

3層目がNPOビジネスで、ボランティア活動との連携を意識して実施することになります。

この3層の中軸となるのがシニアで、そのネットワークがNARPなどになるのです。

組織という視点から見ると、シニアによる相談拠点や研修事業の場が全国的に形成され、どの世代の人でも相談や学習がしたい時はそうした機関が存在しているという状態を作り出していくということになります。

(3)ロットメリット

日本版AARPに必要なことは、シニアのマーケットが巨大であることを顕在化させ、企業や労働組合、その事業団体との連携を高めることです。

そのことによってシニアのロットメリット(量を背景にした利益)を具体化させるのです。

客観的な条件は成熟していますので、NPOビジネスの観点からいえば、地域においてシニアグループを作り、シニアのネットワークに参加していくことです。

これによって、シニアにロットメリットを提供できることになり、NPOビジネスの主体としての条件整備に役立つことになります。


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