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子どもと一緒にスペースを建設

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2001年、三重県四日市市に『体験ひろば☆こどもスペース四日市』が誕生しました。

「何か面白いことはないかと、目をキラキラさせているトム・ソーヤのような元気な子どもになる場所を作りたい」と、理事長の水谷孝子さんたちが作り上げました。

面白いところは、親子で活用できるスペース(別棟とテラスを含む57坪)を、基礎工事から大人と子どもの共同作業で作り上げたところです。

建設費(約1500万円)は水谷さんたちの出資と寄付で集め、土地は仲間の親戚から借りました。

建物が完成するまで様々な作業がありますが、『トム・ソーヤ大作戦』と名付けられたこのプロジェクトでは、専門家でなくてもできる作業は子どもたちが参加しました。

荒壁造りでは、最初は泥に触るのを嫌がっていた子どもたちが、泥のつけ合い合戦をしながら塗ったそうです。

瓦の裏に夢を書き(1枚300円の寄付)、屋根に上がって葺いていきました。

こうして、専門家だけなら2ヶ月でできあがるところを、4ヶ月かけて建物を完成させました。

建設費の主な原資は、人々からの出資金と寄付です。

通常の企業なら考えられないことですが、NPOビジネスならあり得るのです。

高齢者用のグループホームを作るのに、一般の人から建設債を募り、7000万円前後を集めた例もあります。

こうしてできあがったスペースには、子育て中の親子、祖父母にあたる人々が集い、子どもの体験事業の場として使う以外にも、演劇などの文化事業、ファミリーサポート事業の事務所としても使われています。

2004年度の決算額は約1600万円で、そのうち会費収入が約500万円、寄付金収入が約210万円で、子育て支援や文化事業による収入が約870万円になります。

このように、会費・寄付の率を高く得ることができるのもNPOビジネスの特徴です。

会費・寄付が集まるのは、水谷さんたちの「大人が子どもから体験の機会を奪ってきたことを見つめ直し、自分を愛し尊厳をもって自分の力で組み立てて築いていく」楽しさと権利を子どもたちに取り戻したいという強い思いが、人々の心を動かすからなのでしょう。


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